ここでは、当院で可能な検査に関して、ご説明させていただきます。
- 尿検査
頻尿や血尿などの尿の症状のある方は、まずは膀胱炎などの尿路感染症の有無を見る必要がありますので、検尿は必須です。
当院の院内検尿は、蛋白・潜血・糖だけでなく、pH・ケトン体・比重・ウロビリノーゲン・ビリルビン・白血球・亜硝酸塩の測定も可能です。
そして、試験紙を人間の目視ではなく、器械で自動識別しますので、より客観的かつ正確な結果が2分で得られます。
腎臓病などで必要となる詳細な検尿は、外部の検査会社に委託しておりますので、結果報告は1週間後となります。
- 血液検査
HbA1cは、糖尿病の人にとって必要不可欠な検査です。過去1~2ヶ月の血糖値の状態を示す数値なので、外来診察では毎回のように検査します。しかし、毎回の採血が嫌な方も多くおられるでしょう。
でも、当院のHbA1cは、簡易血糖測定器と同じ要領で、指先の微量な血液を採取するだけ。院内で検査できるので、7分半ほどで結果が出ます。
また、貧血や感染症などが疑われる場合には、院内の血液検査で、赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板などを1分ほどで測定することができます。
それ以外の詳細な血液検査は外部の検査会社に依頼しておりますので、結果報告は通常1週間後となります。
便で胃腸の出血、病気があるかどうかを調べます。外部の検査会社に依頼しておりますので、結果報告は通常1週間後となります。
- レントゲン・骨密度検査
おもに、胸、お腹を撮影します。肺炎、心不全、腸閉そく、腹膜炎、尿路結石などの診断に役立ちます。院内で行いますので、結果はすぐに判明します。
骨粗しょう症をご存じですか?骨密度が減り、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気のことです。骨折や痛みがなくても、骨密度が減っていると、骨粗しょう症と診断されます。
骨粗しょう症になれば、荷物を持ち上げたり、手をついたり、日常の何気ない動作で骨折しやすくなります。自分の体重に背骨が耐え切れなくなり、気付かない内に背骨がつぶれて骨折することもあります。
骨折する前に、早期発見・早期治療に努めましょう。特に、骨折歴のある方、50歳以上の女性、70歳以上の男性、喫煙者や大酒家の方はリスクが高いので、おすすめです。
当院では、レントゲン装置を使って、骨密度を測定します。治療は、整形外科、産婦人科だけでなく、内科でも行われていますので、お気軽にご相談ください。
- 心電図
不整脈、狭心症、心筋梗塞など、心臓病の診断に役立つのが、安静時12誘導心電図です。院内で行いますので、結果はすぐに判明します。
- 腹部超音波
急な腹痛や尿路症状があるとき、原因検索に使用しております。肝臓、胆のう、すい臓、腎臓、脾臓、尿管、膀胱、前立腺などを診ることができます。
外来診療では時間的余裕がありませんので、お腹の内臓を全部一通り診ることは行っておりません。
- 睡眠時無呼吸症候群の簡易検査
日中に眠気がある方、寝ているときに無呼吸やイビキのある方は要注意です!睡眠時無呼吸症候群かもしれません。当院なら、睡眠時無呼吸症候群の検査をご自宅で簡単に行えます。指のセンサーで酸素飽和度を、鼻のセンサーで呼吸状態を、それぞれ測定することで診断できます。
- 胃カメラ
胸やけ・胃痛・吐き気などの症状がある方、あるいは健診でピロリ菌陽性を指摘された方はおられませんか?そんなあなたに胃カメラをお勧めいたします。
当院の胃カメラは、苦痛の少ない鼻からの胃カメラで、富士フィルム社製最新式です(右図は同社より画像参照)。
痰や尿などに病原体が含まれていないか確認する検査です。外部の検査会社に依頼しておりますので、結果報告は通常1週間後になります。
痰や尿などにがん細胞が含まれていないか確認する検査です。外部の検査会社に依頼しておりますので、結果報告は通常1週間後になります。