ここでは、当院で取り扱っている予防接種に関して、以下の順にご説明します。
Ⅰ. 2種混合ワクチン
Ⅱ. 日本脳炎ワクチン
Ⅲ. 風疹抗体検査と予防接種
Ⅳ. インフルエンザワクチン New
Ⅴ. 高齢者肺炎球菌ワクチン
Ⅵ. 新型コロナウイルスワクチン New
Ⅶ. 帯状疱疹ワクチン
Ⅷ. その他のワクチン
ワクチンには、予約が必要なもの(当院に常備しておらず、卸売業者からお取寄せが必要なもの)もありますので、あらかじめ当院にご確認ください。なお、ここに掲載された全ての価格は、税込となっております。
斑鳩の里内科醫院 ☎ 0745-74-2630
同一ワクチンを複数の医療機関で予約し、後で無断キャンセルされる方が一部見られます。卸売業者は一旦卸したワクチンを引き取ってくれませんし、消費期限もありますので、折角お取寄せしたワクチンが廃棄処分になる可能性があります。このような行為をされた方に対しては、信頼関係の構築が困難と考えられますので、以後の当院での全ての診療を拒否させていただく場合があります。 |
Ⅰ. 2種混合ワクチン
・定期予防接種
対象年齢は11歳~13歳未満です。ジフテリア・破傷風の予防接種です。
Ⅱ. 日本脳炎ワクチン(2期)
・定期予防接種
日本脳炎の予防接種です。当院で取り扱っているのは、2期(対象年齢は9~13歳未満)のみです。
Ⅲ. 風疹抗体検査と予防接種
妊娠中の女性が風疹に感染すると、先天性風疹症候群(心臓病、難聴、白内障など)の赤ちゃんが生まれてくる可能性が高まります。妊娠を希望する女性、妊婦の周囲の人は風疹の予防が重要です。
まず、風疹に対する免疫を確認するために、風疹抗体検査を受けましょう。風疹に対する免疫が不十分なら、予防接種の対象となります。
・抗体検査・定期予防接種・任意予防接種
1962年4月2日~1979年4月1日生の男性が風疹抗体検査の対象となります。その抗体検査の結果、抗体価が低いと確認された方は定期予防接種の対象となります。ご負担額は無料です。
妊娠を希望している女性もしくはその配偶者の方は、風疹抗体検査で抗体価が低ければ、任意予防接種の対象となります。任意予防接種では、医療機関で接種3ヶ月以内に斑鳩町保健センターへ助成金交付を申請すれば、接種費用の半額(上限5000円)の助成金を受けることができます。
任意予防接種の当院窓口でのご負担額は、風疹ワクチンなら5200円、麻疹風疹混合ワクチンなら8800円ですが、助成金を受けていただくと、それぞれ差引2600円、4400円のご負担となります。
Ⅳ. インフルエンザワクチン
インフルエンザの発症予防や重症化予防に一定の効果があります。高齢者の定期接種とそれ以外の方の任意接種があります。
・定期予防接種(高齢者インフルエンザ予防接種)
満65歳以上の方(もしくは、満60~65歳未満で心臓・腎臓・呼吸器に障害のある方・HIVによる免疫不全のある方など)が対象となります。実施期間は毎年10月から翌年1月末までで、費用は無料です。
詳細は当院までお問合せください。
・任意予防接種
定期予防接種の対象者以外の方が対象となります。13歳以上の方は1回接種ですが、13歳未満の方は2~4週の間隔を開けて2回接種となります。
任意接種は自費診療なので、医療機関によって価格が異なりますが、当院では一律3400円とさせていただいております。
詳細は当院までお問合せください。
※ 子供・妊婦の予防接種費用の一部助成について
生後6カ月~小学校6年生・中学校3年生・高校3年生・妊娠中で、斑鳩町に住民登録がある方は、斑鳩町から予防接種費用が一部助成されます。 助成対象者 | 助成回数 | 助成金額 | 生後6ヶ月~小6 | 2回まで | 1回2000円 (当院窓口ご負担額1400円) | 中3・高3・妊娠中 | 1回 | 1回2000円 (当院窓口ご負担額1400円) | 助成期間は、10月1日から翌年1月31日までとなっております。接種前に保健センターで申請手続きが必要です。詳細は、保健センターにお問合せください。 |
Ⅴ. 高齢者肺炎球菌ワクチン
・定期予防接種
満65歳(66歳の誕生日の前日まで)の方が対象となります。斑鳩町在住の方が町の委託医療機関(当院含む)をご利用された場合、当院窓口でのご負担額は4000円となります。
・任意予防接種
65歳以上で定期予防接種の対象外の方が対象です。もしくは肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)の予防接種が2回め以降も可能です。
接種に要する費用は医療機関によって異なりますが、医療機関で全額を支払った後に、接種に要した費用の半額(上限4000円)の助成金を受けることができます。当院窓口でのご負担額は8200円ですが、助成金を受けていただくと、差引4200円のご負担となります。
なお、肺炎球菌ワクチンの再接種は、初回接種から5年以上開ける必要があります。
Ⅵ. 新型コロナウイルスワクチン
令和6年秋冬の新型コロナウイルスワクチン接種は、満65歳以上の方、もしくは満60歳以上65歳未満で心臓・腎臓・呼吸器に障害のある方・HIVによる免疫不全のある方などを対象に、各医療機関で行われることとなりました。町での集団接種の予定はありません。
実施期間は、令和6年10月から令和7年3月末までとされています。費用は原則有料で、当院窓口でのご負担額は、3500円(広域7町統一)となっております。
なお、当院では上記対象者以外の接種は行っておりません。
詳細は保健センターもしくは当院までお問合せください。
Ⅶ. 帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹をご存じですか?
帯状疱疹は、子供の頃の水ぼうそうのウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)が原因で、周囲に赤みを伴った小さな水ぶくれが幾つもみられ、ピリピリとした痛みが出現します。
治療は抗ウイルス薬ですが、皮膚の症状は治っても、なかなか痛みが取れず、ペインクリニックに通院される方も少なくありません。
50歳以上の方は発症率が高くなるので、予防のためにワクチンを検討しましょう。ワクチンはかかったことのある方にも接種可能ですよ。
ワクチンは以下2種類から選択できます。
ワクチン名 | 乾燥弱毒水痘ワクチン ビケン(阪大微研) | 乾燥組換え 帯状疱疹ワクチン シングリックス(GSK) |
種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
対象 | 50歳以上 | 50歳以上 高リスクの18歳以上 |
予防効果 | 50~60% | 90%以上 |
持続時間 | 5年程度 | 10年以上 |
接種方法 | 皮下注射×1回 | 筋肉注射×2回 (2ヶ月あけて) |
副反応 | 接種部位の 痛み・腫れ・赤みなど
| 接種部位の 痛み・腫れ、 筋肉痛、疲労、頭痛など |
当院の価格 (税込) | 7300円 | 1回 19800円 (2回 39600円) |
2種類のワクチンのうち、ビケンは安価で1回接種ですが、予防効果が短めです。もう1つのシングリックスは予防効果が高くて長いですが、高価で2回接種が必要で、副反応が強いことがあります。
詳細は当院までお問合せください。
Ⅷ. その他のワクチン
その他のワクチンに関しては保険適応外ゆえ、費用は医療機関によって異なります。
・麻疹ワクチン:5200円
・風疹ワクチン:5200円
・麻疹風疹混合ワクチン:8800円
・ムンプスワクチン:5200円
・B型肝炎ワクチン:5200円