斑鳩町の 総合内科専門医・腎臓専門医・糖尿病認定医
 
  • 迷惑行為
 次の行為があった場合、当事者と当院との信頼関係を損ねますので、診療拒否、退去命令、もしくは警察への通報を行うことがあります。
      1. 暴言(刑法261条 侮辱罪)
      2. 脅迫的暴言(刑法222条 脅迫罪)
      3. 暴力(刑法208条 暴行罪)
      4. 暴力により負傷させる(刑法204条 傷害罪)
      5. セクハラ(迷惑防止条例違反等)
      6. 設備や備品の破壊(刑法261条 器物損壊罪)
      7. 機器や備品の無断持ち出し(刑法235条 窃盗罪)
      8. 土下座や謝罪を強要(刑法223条 強要罪)
      9. 業務を妨害(刑法234条 威力業務妨害罪)
      10. 正当な理由なく、院内に侵入(刑法130条 住居侵入罪)
      11. 正当な理由なく、退去の命令に従わない(刑法130条 不退去罪)
      12. 医療従事者の指示に従わない
      13. その他、他の患者さんや当院の迷惑と判断される行為
 
 
  • 応召義務について
 医師は、診察治療を拒んではならないとする「応召義務」が医師法19条で定められています。しかし、以下のような場合は「応召義務」を免れる(すなわち診療を拒否する)正当な理由となります。
  • 迷惑行為により診療の基礎となる信頼関係が喪失している場合
  • 専門性や設備上の理由から診療が不可能な場合
  • 診療時間外の場合
  • 支払い能力があるのに医療費を支払わない場合や未払いが重なっている場合 など
 以上については、厚労省「応召義務をはじめとした診療治療の求めに対する適切な在り方等について」(令和元年12月25日)コチラ を参考にしており、当院の方針もこれに準じております。
 
 
 
  • 撮影録音通話禁止
 院内では、患者さんや医療従事者のプライバシー保護の目的で、写真や動画の撮影及び録音を禁止しております。電話での通話も他の患者さんの迷惑及び診療の妨げになりますので、禁止しております。
 
 
 
  •  医療機関は、お断りや禁止事項が多い?

 医療は、決して満足度が高いとは言えないサービス業です。

 
 例えば、飲食店なら、美味しい物を味わい、空腹が満たされ、楽しい会話をするなど、高い満足感を得ることができます。しかし、医療機関では、命が救われたら別ですが、高い満足感を得ることは殆んどないでしょう。
 
 そもそも多くの人にとって、健康であることが当たり前で、健康であることに心底から感謝できる人は少ないものです。病気があれば、不満・不安・不快など、精神的にマイナスの状態です。医療機関に行くのは、さらに気分が滅入ります。医療機関でまず求められるのは、したくもないマスク着用です。受診手続きも煩わしく、診察待ちも長いです。ようやく自分の診察が回ってきたとしても、診察時間は短く、充分なコミュニケーションを取るのは難しいかも知れません。検査を受けるにも、血液検査やコロナの検査など、体に負担がない訳ではありません。会計待ちにも時間がかかります。そして、正確に診断され、適切なお薬を処方してもらったとしても、すぐに病気が治る訳ではありません。
 

 また、医療がサービス業とは言っても、我々、医療従事者が患者さんの希望に全面的に沿うことはできません。患者さんの希望に全面的に沿えば、患者さん自身の体に害悪なこと・他の患者さんに迷惑がかかること・院内の管理に支障が生じること・法律違反になることなどがあるからです。
 
 以下、当院で実際にあった具体例をお示しします。
    • 定期的な血液検査で血中濃度の確認が必要なお薬を服用中なのに、検査なしで投薬を強く希望 ⇒ 中毒死の事例も報告されているため、重々説明の上、お断りした所、「言う通りに処方したら良いんだ!」と暴言を吐き、来院されなくなった。
    • 受付前で無診察投薬を希望 ⇒ 無診察投薬は医師法違反で、医師・患者ともに書類送検された事例があるため、当院では診察室に入らないと処方しない旨を説明。
    • 院内で携帯電話の通話 ⇒ 診察の妨げ及び他の患者さんの迷惑になるため、通話可能エリアに誘導。
    • マスク着用せず、来院 ⇒ 院内の感染対策のため、マスク着用を促した所、そのことに立腹。「クライアントに対して、その口の利き方は何だ、評判を悪くするぞ」と脅迫まがいの言葉を吐き捨て、後日、Google mapのクチコミに書き込まれたが、理路整然とした反論を返した。
    • 感染症の症状を訴え、電話予約なしで直接来院 ⇒ 高齢者や生活習慣病などの重症化リスクの高い患者さんへの院内感染を防ぐため、正面玄関とは入り口の異なる別室での診察に誘導したが、従わず、受付前で長時間にわたって暴言を吐き、診療・業務が中断するなどしたため、診察お断り。
    • 予約外で来院したのに、個人的理由で急いでいるから早く診ろと強く要望 ⇒ 「順番通りお呼びしますのでお待ちください」と説明。それでも聞き入れなかったため、「お急ぎでしたら他院を受診していただいて結構です」と説明。言いなりになれば、それを見ていた他の患者さんに「強く要望すれば先に診てもらえる」との誤解を招き、収拾がつかなくなる。
 このように、患者さん自身の体・他の患者さん・院内管理・法律なども考えると、まっとうな医療機関ほど、お断りや禁止事項が多くなります。結果的に、患者さんには我慢や負担をお願いすることが増える訳です。
 
 医療機関を受診される患者さんの多くは、何らかの不満があっても、常識的で理性的な振舞いをされることと思います。しかし、その不満を医療従事者にぶつける方も一部存在し、それに対して、我々、医療従事者は毅然と対応しないといけないことがあります。
 
 右の写真は奈良県医師会・奈良県警が作成したポスターです。最近は、暴言・暴力・迷惑行為防止のために、このようなポスターを医療機関の待合いに貼るように推奨されるようになりました。逆に言えば、このようなポスターを待合いに貼らないといけない時代になってきたということです。
 
 また、最近は、医療従事者と患者さんが対等の立場であることを理解していないせいか、従っていただけない方が増えているように思います。お断りや禁止事項を守らない患者さんはずっとタメ口で暴言、それに対して毅然と対応する医療従事者は敬語であっても、その医療従事者のことを態度が大きいと言う患者さんもいます。
 
 そして、前述したように、インターネットを利用した脅迫・業務妨害も増えています。毅然と対応する医療従事者が「クチコミを書き込んで評判を悪くするぞ」などと脅迫され、非常に一方的な内容を書き込まれることがあります。もっともそのようなクチコミを書き込まれても、当院は徹底的に理路整然と反論します。当院としましては、反論に賛同される方だけが来院してくださったら良いというスタンスです。
 
 「患者の方が立場が上だ」「自分の希望は何でも通って当然だ」と考える方に対しては、当院は毅然とした対応を取ります。ゆえに、そのような方は、最初から他の医療機関に行かれることをお勧めいたします。残念ながら、当院は何でも希望に応える経営重視の医療機関ではありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
近森 康宏
(ちかもり やすひろ)
 
日本内科学会
総合内科専門医
 
日本腎臓学会
腎臓専門医
 
日本糖尿病協会
糖尿病認定医
 
 
院長の資格経歴は コチラ
 
 

医院概要

 
 医院名 
斑鳩の里内科醫院
 診療科目 
内科・腎臓内科
 所在地 
〒636-0123
奈良県生駒郡斑鳩町
興留6-2-8
 電話番号 
0745-74-2630
 

当院は小児科ではありませんが、小学1年生以上から対応しております。

 
 
 

受付時間

 
 
AM
PM
 
  AM   8:30 ~ 12:00
  PM 16:00 ~ 19:00 
 
2024年11月9日(土)
午後診は17時半~
 
【休診日】
水曜、日曜、祝日
 
 
初診・再診とも電話予約可
 
初診受付終了30分前まで
 
時間外の電話対応は不可能
 
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リーフレット

 
 
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